最近渋谷のHMVでかなりCDを買いまくってしまったので、渋響の帰りは、あえて渋谷の魅惑的な街には立ち寄らず、まっすぐ明大前まで帰ってきました。駅前で軽く食事をとり、その帰り道にふとお風呂の掃除をしようと思い立ち、薬局でバスマジックリンを買って帰りました。今日は平日と違って家に帰る時間の早いこと、風呂掃除にも気合いが入ります。
説明書きには、浴槽に霧吹きみたいにして薬剤をかけて20秒ぐらい待ち、そのまま洗い流せと書いてあります。こんなんで汚れが落ちるのかよくわからなかったので、スポンジでごしごしとこすりました。今までは気づきませんでしたが、全体的に意外と汚れていたことを発見。気になっていた黒ずみもすっきりとなって、気分も爽快です。で、一気にシャワーで洗い流しました。
すると。。。足もとがなぜかぬれてきました。。。やばいです、洪水が起きました。泡が一気に流れたため、排水溝が詰まってあふれたようです。このままでは今夜風呂にはいることもできないので、意を決して排水溝をのぞいてみることにしました。大体、泡を流したぐらいであふれる時点でおかしいです。
するとどうでしょう。中は筆舌に尽くしがたいほどの状況になっているではありませんか!もう、これは腰を据えて掃除せねばなりません。アジア人の特権、割り箸を片手にひたすら排水溝をつついていました。
確かに頭の隅ではわかっていたんですよね、いつかはこうなってもおかしくないなと。でも、実際被害に遭うまでことの重要さが実感できていませんでした。その後、ゴミ取りネットを買いに出たのは言うまでもありません。結局、排水溝を掃除していたら、流れ的にトイレも掃除したくなり、ほとんどすべてをピカピカにしてしまいました。
で、ゴミ取りネットを買いに出たのは良いのですが、結局夜も遅いこともあって、うまくはまりそうなネットは見つかりませんでした。せっかく表に出たのに手ぶらで帰るのも何なので、ビールを買うことにしました。すると、掃除をして小腹が空いていたのでつまみがほしくなり、最初は生牡蠣をかごに入れました。でも、生牡蠣ワンパックの皿山盛りに三杯酢をかけ、たった一人で食すという荒技は、数ヶ月前にやってかなり懲りていたこともあり、時間もあるので、ちょっとぐらい料理をしようかとも思い、アサリを買ってしまいました。
で、帰ってからネットでアサリの酒蒸しのレシピを検索してみました。ありますあります。結構簡単そうです。要は鍋に入れてちょっと蒸して、最後に日本酒をかけるだけです。味付けも関係ないので簡単ですね。レシピを読み進めると、
「アサリを海水程度の食塩水につけて砂抜きをし。。。」
ふむ、海水程度ってどんな濃さなんでしょう?
まずこれが気になりました。昔の理科の実験ではないですが、水の重さに食塩の重さをたして、食塩の重さを割れば、水溶液の濃度になりますよね。問題は海水の濃度が何パーセントなのかです(後で調べたところによると、3.5%ぐらいだそうです)。
と思ったのですが、理科の実験じゃないので、てきとーに味見をしながら食塩水を作りました。最初は、食塩が少なすぎたのか、粘膜みたいなのがいっぱい出てきたのでまずいと思い、さらに塩を加えました。すると、そのうちなんかベロみたいのが出てきて、入水管、出水管みたいなのを出し始めて、スーパーによくあるアサリの姿になってきたので、少し安心して、さらにレシピを読み進みました。でも、どのくらい待てば砂抜きは終了なのかそのレシピには書いてなかったので、他のページを検索しました。
すると。。。「2,3時間待ち。。。」と書いてあるではありませんか!!なんと、砂抜きとはそんなに時間のかかるものだったのですね。ということは、私のビールは2、3時間後になってしまうのでしょうか。これじゃあ夜中になっちゃいますよ。というわけで、この辺は妥協して1時間ぐらい待ちにすることにしました。
砂抜きが終わるまでのあいだは、この間買ったJazzのCDをかけながらトッピング用の万能ネギなどを切り、その後は本を読んだりして気分だけでもちょっと上質な時間を味わいながら、待つことにしました。うーむ、酒の肴を作るのだけなのに時間のかかること。
さてさて、無事砂抜きも終わり、ここからは一気に過ぎ去りました。日本酒をかけてしばらく蒸して完成です。お味の方はといいますと、微妙に酒とネギが多すぎたのが気になったぐらいで、アサリの味は十分に出ていました(あたりまえか)。欲を言えば、もう少し塩味があってもよかったかなという感じ。まあ、年に数回しか料理なんかしない人間にしてはなかなかのお味でした。次回はスパゲッティあたりから腕慣らしを始めようかな。
さっきまで生きていた貝さん達、僕の至福の時のために命を捧げてくれてありがとう。神に感謝します。アーメン。
今日のアルコール度数:★