さてさて、「喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな」ですが、昨日の夕方に渋谷のスタバ(スタバは全席禁煙なので最高!)で2時間ぐらいで読み切りました。この本では、基本的には女性の視点で恋愛における男女の心理が語られているので、女性読者にとっては「自分の考えを表現してくれた著者に共感を持つ」ということ、男性読者にとっては「女性の心理を知る」という主目的が達せられる本だと思います。
「だめんず・うぉ~か~」の作者、倉田真由美が著者の一人になっていて、もう一人の著者、齋藤孝がそれに便乗する形で、結構偏った視点で最近の男性のだめっぷりを強調する語り口になっているので、僕としては少々カチンとくるところもありますが、まあ、あまり目くじらを立てないで謙虚に耳を傾ける姿勢を持つことが吉という感じです。タイトルに関連した内容はかなり後半になってやっと出てくるので、タイトルから連想される内容を期待する人には、前半の内容がちょっと冗長だと思いますが、僕にはそれはそれで面白い内容でした。
ちなみに、前半に書いてある内容とは、はじめにも書いたように、恋愛の現場で繰り広げられる男女の心理描写、そして数々の実例を元にした、恋愛を成功に導くためのノウハウみたいな話です。僕自身は、この本に書いてある程なまなましくて、どろどろした経験をしたことは殆どないので、こんなこともあるんだね~とかいう第三者的な視点で見ていた感じです。だから楽しかったのかも。
とりあえず言っておくと、この本は「喫茶店で2時間会話を持たせられない男性もしくは女性に、会話のイロハを教示する how to 本」ではありません。だから、「好みの異性と無理矢理2時間会話を持たせるためにこういった努力をしろ」といったことは書いてありません。ただ、2人で自然体のまま喫茶店に入って、この基準で異性との相性を判定すると、かなり正確に予測できるはずだという当然のことが書いてあります。全般的に、全然難しい話ではないので、清涼飲料水を飲む感覚で簡単に読めます。
さてさて、この本を読むきっかけになった、僕がダメ男に該当するかという話ですが、「だめんず・うぉ~か~」に登場するダメ男達は、本当に信じられないほどダメダメなので、レベルが違いすぎて、比較にならないということが分かりました。ということで、結論:僕は(自信を持って)該当しません。以上。
ふぅ。
というわけで、今度は次の読破目標として「だめんず・うぉ~か~」と、二ノ宮知子の「天才ファミリー・カンパニー」をターゲットに据えました。後者は割とさらっとしていてさわやかな話、普通に面白いですね。