今日は久々に、オケ練があり、楽器を演奏して、ちょっと嬉しくなりました。みんなで合奏をすることも嬉しいし、自分の気持ちを曲として表現できる場を持つこともすごく嬉しいです。言葉だと上手い表現が見つからなくて。何かもどかしい気持ちになってしまうようなことも、曲で演奏すれば、的確に表現できてとても効率がよいのです。
音楽が不思議なのは、メロディーというのが非常に抽象的な表現手段なのに、人に感動を与えたり、元気を与えたりできるということなんです。本当に不思議です。だって、絵画なら何かしらその人が見た風景だったり、人物だったり、具体的な内容がその絵に表現されているじゃないですか。逆に現代アートみたいに、抽象化されすぎると、何を言いたいのか、多くの人にはわからなくなっちゃう。
でも、音楽はそのメロディーを聴いただけで、物悲しい雰囲気とか、力強い雰囲気とか、その人が思い描く情景を作り上げることができるのです。音楽が成功しているのは、その人なりに自分の想像をふくらませるだけの猶予を持った抽象度を持った表現手段であるからなのかもしれません。
言葉で表現したら、白々しくなってしまうような切ない気持ちも、音楽なら自分の思ったとおりに表現できます。そして、自分の気持ちをまるっきりそのままその音楽を聞いた人が感じるわけでもなく、その人なりの情景を当てはめて理解するだけなので、何も押しつけがましくない。
音楽って、なんて便利なものなんでしょう。ホント素晴らしいと思います。僕は、一生涯のパートナーの一つとして音楽を大切にしていきたいと思います。
今日のアルコール度数:★★