先週に引き続きプロジェクトXを観てしまいました。ちょうど仕事を終わって帰ると始まっちゃうんですよね。おかげで何もしないまま夜が更けていくのですが。。。
今日のお話は、全自動孔版印刷機の開発物語です。少し前までは、年賀状の印刷はプリントゴッコが全盛でしたよね。あれを販売していた会社がそれまでのガリ版印刷をコピー機並みの操作性と、コピー機以上のコストパフォーマンスとスピードを実現したというお話です。
会社とかではもっぱら、コピー機ばっかり使ってますが、僕の通っていた公立の小中高では、わら半紙に孔版印刷というパターンがメインでした。だから、この機械にはとてもとてもお世話になった思い出があります。特に、中学では生徒会をやっていたので、生徒総会の議案書とかを印刷するのに大活躍していました。
700部とか印刷物を作るのは非常に手間のかかる作業なのですが、4台ぐらい並列に印刷機を動かして大量生産している様子はなかなか壮観で、機械好きの僕にとっては眺めていて飽きない風景でした。
その頃、このマシンは明らかに日本独自の技術のかたまりだし、開発者の相当な思い入れがあるに違いないと思っていたのですが、今日ついにその開発者の話を聞くことができ、感動したというわけです。
今回も開発のトップに立っていた人は、もと旧日本軍の軍人さんでした。新幹線、ロケットの開発などの話の時もそう思ったのですが、やはり戦前生まれの人というのは、あらゆる意味で今の日本の繁栄の礎を築いているのですね。
ひたむきに努力する姿勢と、決してあきらめない不屈の精神は、現代の豊かな日本人にとって学ぶべきところが多いと思いました。