舞台に立つということ

今日はCatsを見に行ってきました.

久々のミュージカルだったのですが,今回もとてもすばらしい舞台でとても感動しました.僕が一番気に入ったのは,やっぱりグリザベラのMemoryでしょうか.このシーンは,他のどのシーンよりも強いメッセージが伝わってきて,またしても密かにウルウルモードでした.最近涙腺故障中です.

舞台を見ていつも思うのは,いい意味で「この人ちょっと違う」という役者さんは,必ず舞台に出てきた瞬間に,そしてワンフレーズ歌った瞬間に,わかるものだなということです.舞台に立つその落ち着いた雰囲気からはオーラが出てるし,自信に満ちた歌声には安心して耳を傾けることができます.

僕が大学オケに入る時,度胸試しみたいなイベントがあって,団員全員の前で何か1曲ソロを披露するというイベントがあったときに,指導してくれていたN響OBの先生が話していたことなのですが,例えば,NHKの「のど自慢」のような番組であれば,どんな鐘が鳴らされるのかは,出演者が登場してきてマイクの前に立つまでの時間で大体予想がついてしまうのだそうです.

音楽の演奏会であれば,たとえどんな私情で気分の乗らないことがあったとしても,演奏者が自信を持ち,喜びに溢れた姿で舞台に立つということは,観客の皆さんに対する礼儀のようなものだということは,小さい頃のViolinの発表会やら中・高の部活とかを通じてずっと思ってきたことです.

観客の立場に立ってみて,あらためて確信を深めた夕べだったのでした...

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