最近,母親が昔はあんなに毛嫌いしていた味の素をわりと頻繁に使うようになりました.
味の素をかけると何となく不思議な味になって美味しく感じていたので,僕は昔から好きだったんですが,母親が化学調味料は体に良くないと,ことあるごとに僕達に言い続けてきたので,何となく味の素を避けるようになり,今でも本当に大丈夫なのかと,ちょっと遠慮がちに使うことしかできません.
なので,「どうしちゃったの母親よ!」というわけで不思議に思い,何か考えを変えるきっかけがあったのかを尋ねてみました.すると,昔から漬物でも煮物でも何でもかんでもやたらと味の素をかけるのが大好きな祖母を見ているうちに,最近気が変わったそうなのです.
確かに,92歳にもなって未だにまったくボケる気配もなく,昔からぜんぜん変わらない雰囲気でタクシーとかに乗って買い物に出かけたりしている姿は驚異的です.
そんな普段の姿を見ているうちに,味の素はアミノ酸だから脳にはいいんじゃないかという,巷のガセネタを根拠に気が変わってしまうのもわかるような気がします.
さらには,祖母の趣味である裁縫で普段から指を動かしているから,脳が活性化してボケないに違いないと,これまた勝手に想像して,最近はやたらと縫い物までするようになりました.
ググッてみても化学調味料は,何となく悪者扱いされながら,本当に体に悪いのかははっきりわからないような雰囲気で論評されていて,真相がどうなのかはよくわかりません.
でもまあ,うちの祖母を見ている限りは大丈夫なんだろうなぁと,僕も思います.