安定と不安定の狭間で

誰でもきっとそうなんだろうと,勝手に思ってますが,僕は自分が置かれた状況に関して,あまり安定しすぎることを好みません.

具体的な例を挙げるとすれば,例えば小学校や中学校の頃,転校するのが結構好きでした.今までせっかく親しくなった友達と別れるのが辛いというよりは,これから自分が体験したことのないような状況に置かれるということに対して感じる,ドキドキ感の嬉しさ方が勝っていたのです.

そのくせ,結構人見知りなんですけどね.

あとは,安定とはちょっと性質の違うことなのかもしれませんが,僕は既成概念に甘んじることを好みません.

ただ単にひねくれているだけなのかもしれませんが,みんながあることを信じきっていると,自分は信じたくなくなるのです.むしろ,大勢が信じていることに反逆し,その既成概念を崩壊させることに爽快感を覚えます.何かルールがあれば,そのルールがいかに時代遅れであるかとか,非効率的であるとかといったことを自らの行動を持って示し,それまで絶対的真実と思われていたことを覆すのが好きです.

つまり,何かが変っていることや,何かを変えられそうと思えること,何かを変えることによって人を驚かせることができそう,と思うことが自分の行動の原動力になっていることが多いように思います.

2つめの例は,単に僕が目立ちたがり屋だということなのかもしれませんが...まあ,それも否定はしません.

自分のアイデンティティーを確立し,それを実感したいという気持ちが常にはたらいているということなのでしょう.安定した状況では,自分でなくても誰でもできることだから,あえて自分でやる価値を見出せず,やる気が起きない,ということなのだと思います.

要点をまとめると,安定した状況では惰性で物事が進んでしまい,自分の能力を発揮している実感がしないから面白くないということ,そして,誰かに注目されることによって自分のアイデンティティーを確立して,生きている実感を持ちたいと思っている,だから僕は変化を求め続けるということです.

端的には,自我が強すぎるってことでしょうか.

ストレスをためないためには,安定している方がいいような気がするのですが,僕の場合,不安定な方がドキドキ,ワクワクしてきて,意識がはっきりし,元気が出るように思います.

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*