表と裏

僕は,ときどき「自分が女で彼氏にするんだったらきっとかわせみさんみたいな人です」もしくは「かわせみさんが女だったらきっと彼女にするんだけどなぁ」と男に言われることがあります.

日曜日もカットしに行った美容室で,美容師にそう言われました.

あ,勘違いしないでくださいね.その人にはちゃんと彼女がいて,その彼女にとって自分がどんな奴なんだろうって話になり,僕なんかダメ人間で,それにひきかえかわせみさんは優しそうだし自分が女だったら...という話になったという感じなので.

ちなみに,僕はそういう風に第三者から評されることに対して悪い気はしないです(あ,もちろん女性に言われた方が嬉しいです)が,何となくその人を騙してしまっている気がして微妙な気分がするときもあります.

心の底では「ホントはそんなにいい奴じゃないんだよ」とか「ホントはとっても自己中だし,優しくもない,冷徹な人間です」と叫んでいるのです.

たまに行く美容室ぐらいの頻度だったら何とかなるかもしれませんが,神様仏様じゃないんだから,そんないつも善人でいられるわけないんです.とてもイライラしてブラックモードに入っちゃうこともあるし,ひねくれて毒を吐いてしまうときもあります.

たとえ一側面とはいえ,そんな本当の自分を押し殺していたら,きっとどこかに弊害が生じるに決まってます.だからあまり無理はしないようにしてます.ていうか,普段から自分に正直に,ありのままに生きようとしています.でも,精神状態がとても安定していて,結果として表の自分が9割ぐらいになってしまうのかもしれませんが.

でも,あまりにも表の自分の印象ばかりが定着して,裏の自分がなりを潜めてしまうと,裏の自分が存在してはいけない自分のように思われてきて,窮屈になってしまうのは嫌なのです.

だから,表の自分であれ,裏の自分であれ,固定化された人物像を作りたくないと思い,捕らえどころのない存在として振る舞おうとするから,副作用として「AB型の変人」と思われるのかもしれません.

いつもいい子で振る舞っていると,悪いことをしたときに人一倍先生に怒られちゃうという,小学生ぐらいの時の記憶が影響しているのかな.

ま,てなわけで,これからもきっと僕は変人でいつづけるのだと思います.

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