今更と思う人もいるかもしれませんが,ブックファーストに文庫で並んでいるのを見て,購入し,2日間で読み終わりました.
飽きっぽい僕にして,これだけ集中させてくれたのは珍しいです.吸い寄せられるように読破してしまったのは,この作家の物書きの上手さの表れだと思います.
僕の好きな青春小説でもなく,ミステリーのようなハラハラドキドキでもないのですが,人の優しさ,あたたかみが感じられる,ホンワカとしたとても感動的なお話でした.
現代文の問題じゃあるまいし,心理を分析して感動の理由を文章で書き連ねると,僕の文章力の無さと相まって白々しくなるので止めます.
読んで,直感的に感動して,涙が出そうになった.それだけの事実で十分です.