製本屋

やっと楽譜の製本が終わった...恐らく2時間ぐらいやっていたんじゃないでしょうか.

今日は,三井住友オケで知り合いになった人から紹介された狛江フィルの定期演奏会に遊びに行ってきました.ちなみに,次回僕はここのオケのトラ(でも実質団員扱い)をやることになっていて,ついでに団員の人から楽譜をもらってきたというわけです.

さすらってます.

うちの会社オケは全部原譜を使っているのですが,これは例外的な方で,一般的にはアマチュアオケはコピー譜を使っているのです.だから,演奏会の準備の一番はじめは,まず楽譜を製本することから始まります.

楽譜の紙の大きさは,A版とかB版とかコピー用紙と相性のいい大きさでは出来ていないので,大抵実際の楽譜よりも大きな紙に印刷されていて,まず4辺をカッターナイフで切り落とさなければなりません.このとき,ちゃんと紙の両辺の平行と四隅の直角がとれてないと製本したときガタガタになって大変なことになるので,慎重に寸法をはかって切りしろをつくります.

カッターで辺を切るときも紙の重なりが斜めにならないように何度も揃え直して慎重にカッティングボードの上に置きます.そして,そーっと定規をのせて上から順に切り落としていくというわけ.

きれいに切れたら,2枚ずつ背表紙になる部分をテープで止めていきます.このとき,このテープがくせ者で,普通のセロハンテープやスコッチテープだと,きれいにページが開かなかったり,何度もめくっていくうちに切れてダメになっちゃうのです.最終的にたどり着いた最適解は,マスキングテープでした.この和紙でできた,粘着力の強すぎないテープが製本にはいいのです.

最後に背表紙と反対側の辺をのりで貼り付けていけば完成.

交響曲2曲分やったりしたら,もう,気がどうかしそうになります.アマチュアオケの人間はみんな意外と製本がうまいかも知れません.

次回の演奏会はシューマンの交響曲3番「ライン」と,ハイドンの交響曲第101番「時計」です.

どっちの曲も初めてで楽しみです.

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