感じること

最近,会社のイベント関係,そして狛フィルでの活動関係で弦楽アンサンブルをやる機会が猛烈に増えています.

そして,アンサンブルをやるのが楽しくて仕方がない...数をこなせばこなすほど,だんだんアンサンブルをやるコツ,楽しみ方がつかめてきたように思います.

アンサンブルをやるときには,全ての音を外さずにみっちり演奏するというよりは,拍を見失わず,落ちないようにして,鳴らすべき音をしっかり演奏し,最後まで通すことの方が重要なのです.

ある程度フレームワークが出来てきたら,ダイナミクスとか少しずつ演奏に色をつけていって,盛り上がっていくところ,呼吸を合わせるところをおさえていきます.

すると,パートごとにバラバラに展開したメロディーが再び出会うところのフレーズをうまくミートさせるところとか,メロディーのかけ合いとか,お互いの音を聞き合いながら小節を進めていくことを楽しむ余裕が出てきて,うまくいったときにはとても嬉しくなります.

この楽しみを味わうと,もっとやりたくなってきます.

この感覚は,ジャズのセッションとほとんど同じだと思います.音楽の自由さの程度には違いがありますが,嬉しくなる理由の基本は同じです.

クラシックは得てして,理解し難く,取っつきにくいと思われがちですが,何となく,格好いいとか,気持ちいいとか思えたら,それが全てだと思います.

頭で考えないで,感じること.こう思い始めると,色んなジャンルの音楽のよさが自然に分かってくると思います.

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