最近,ドコモの携帯の広告をやたらと目にします.TVだったり,山手線の中だったり,そもそもi-modeを使っていても目にするのですが,今かなり気合いを入れて売り込み中なのは,DCMXと呼ばれる携帯電話を使ったクレジットサービスのようです.
でも,あまりにもがむしゃらにその宣伝しかしないので,何となく違和感があります.
今までなら,液晶が大きくてきれいとか,カメラが何百万画素だとか,3Dサウンドとか,端末の性能で売り込んでいたのに,そういった宣伝をすることなく,「DCMXが使える新ケータイ発売!」みたいな売り込みをしているので,そんなのがほんとに利用者にとって魅力的に見えるのかなぁと思ってしまうのです.
そもそも,EdyとSuicaだけでも十分だと思っているのに,さらに新しい決済機能を追加したりすると,管理するのが面倒です.まあ,DCMXはクレジットなのでチャージの必要がないという意味で質の異なるサービスなのですが,逆に言うとチャージの必要がなくてどんどん決済できちゃうと,携帯を紛失したときのリスクが大きく感じられて一般の利用者には敷居が高く感じられるのではないかと思います(上限金額はあるでしょうが).
ドコモにとってはJR東日本とかビットワレットに携帯をただ乗りされているように感じるから,自社サービスを売り込みたいと思っているのかもしれません.でも,こんなに広告費をかけてまで宣伝してもどこまで普及するのか,非常に未知数なんじゃないかと僕は思います.