今日オーケストラの練習後に,親に連れられて会場に来ていた4歳の女の子にラブレターをもらいました.
△△さんへ
だいすきです
おなはししてくださいね
○○より
と,たまごっちの柄のメモ帳に,たどたどしい鉛筆書きで書いてありました.おまけに,花の絵と,たまごっちのキャラクターの絵も最後に添えてあります.
この,ものすごく正統派で純粋な文章に,何故か分かりませんが,僕は一瞬,罪悪感に似た感情を抱かずにはいられませんでした.
あまりの純粋さと対比して自分の姿を省みると,僕はとてもけがれた人間であるように感じてしまったのです.
ああ,確かに誰かに恋をするって,こういう気持ちから始まるものだったよなぁと,まばゆい光に輝くものを見るような気持ちになりました.
僕の歳になってしまうと,環境がそうさせるのかどうか分かりませんが,否応なしにその先は・・・と余計なことを考える習性がついてしまっています.
彼女がそんなことを考えているはずがありません.ただ純粋に,一緒に話をして欲しいなという,自然と心に浮かんだ素直な気持ちを文章にしただけなのだと思います.
彼女が大人になるときには,僕はもう中年のオヤジです.こんな出来事があったことなど彼女は覚えていないだろうし,僕がこんな気持ちになったことなど知るよしもありません.
ただ,異性にそういった感情を抱くピュアな感性を,いつまでも大切にしていて欲しいなぁと,思ったのでした.