一人称

一人称って色々と種類がありますが,僕はまだ「これが自分の一人称!」と思って,しっくり感じられる一人称を発見できずにいます.

1.僕

僕はこの一人称を使うことが最も多いです.無難だから.でも,「僕」という一人称をあまり格好いいとは思ったことはありません.何となくひ弱な印象があるからかな.でも,自分は別に屈強なわけでもないから,「僕」ぐらいがちょうどいいのかもしれません.

ただ,やっぱり社会人としての公的なコミュニケーションをするときに,「僕」というのはあり得ないと思います.何となく,失礼な印象になるような気がします.親のことを「父,母」と言わずに「おとうさん,おかあさん」と言うような雰囲気でしょうか.

2.私

目上の人にメールを打つときとか,会社の公式な立場でメールを打つときとか,怒ってる感をアピールしたり,比較的よそゆきのコミュニケーションをするときに使うことが多いです.

漢字で書くと「わたし」なんだか「わたくし」なんだか区別がありませんが,文章で書くときは「わたし」のつもりで書いていて,話すときは「わたくし」と言うことが多いかな.

話し言葉で「わたし」というと,女性の一人称と解釈されうるからかもしれません.僕は「○○かしら(ん)」という言葉は便利なのでたまに使うのですが,「わたし」と組み合わせると,完全に女性言葉になっちゃうので,気をつけたりしてます.

でも,そんな恐れを感じなければナチュラルで優しく,良い表現だと思います.

3.俺

時々,これぐらい使った方がいいのかなぁと思うときもあるのですが,どうも僕のキャラではないような気がします.

ステレオタイプかもしれませんが,「俺様キャラ」という表現があるぐらいですから,なんとな~く,偉そうな雰囲気(ナルシズム)を感じてしまうのかな...

ある日から突然,「俺もそう思うよ~」なんて僕が言い出したら,「ちょっと人格変わった?」と思うかもしれません.

4.自分

「俺」よりは「自分」を使う頻度の方がはるかに高いです.「僕」ほど弱っちくなくて,「俺」ほどジェンダーがハッキリしているわけでもないからかな.でも,この一人称には,何となく体育会系(応援団系?)の雰囲気がつきまとうんですよね.だから,ちょっと違和感があります.

5.拙者

国語辞典によれば,「男子が自らをへりくだっていう語.主として武士が用いた.」とあります.何となく古風で面白く,へりくだっている安心感があって,ごくたまに言葉の潤滑剤として使うことがあります.

さすがに,ハットリくんじゃないので,常用していたら変な人と思われるかもしれませんが,「僕」(結局は下僕の僕なんですよね)よりは威厳があってへりくだっている「拙者」ぐらいの方がしっくりくるような気がします.

というわけで,結局何がいいのかよく分からないので,色々と使い分けてみて,周囲の反応を見てみるのも楽しいかなぁと思ったりしています.

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