インスペクター

ここ半年ぐらいずっと,オケの運営は大変と騒いでましたが,僕がオーケストラ活動をインスペクターとして運営サイドから経験したのは,今回の演奏会が初めてでした.

なので,当初はほとんどわからないことだらけであった一方で,時間と共に,次第に全体の仕組みが見えてくることが多く,自分自身の成長の面で,入社以来の演奏会では最も充実したものになったと思います.

僕がインスペクターをやる上でモットーにしていたことは,「音楽を楽しむ」という最も基本的なモチベーションを団員の皆さんに演奏会当日まで持ち続けてもらうってことでした.

「基礎練しろ」とか,「リズム,音程正確に」とか,「周りの音を聞け」とか技術的なことを指摘するのは,指揮者とかコンマスがやってくれるわけなので,僕は,そうやって指摘されたことを個人練とかの場で修正していこうとする前向きな気持ちを,自然な形で団員の皆さんに持ってもらえるような雰囲気作りをサポートしたいと思っていたのです.

重要なことは,「音楽を楽しめ」とか「練習しろ」って直接的に言うことではなく,「ああ,楽しい」とか「練習しなきゃ」ってより多くの人が内発的に思えるように,運営の面から間接的に影響を与えていくことなのです.

いくら音楽を楽しもうと思っていても,技術が伴わなければその気持ちを音に表現できないし,いくら技術があっても,表現したい気持ちが伴わなければ,単なる無味乾燥とした音楽になってしまいます.

気持ちと技術が相補的に向上していって最終的に充実した演奏会として結実させるのが僕の目標.

これは,仕事で強制されている活動ではない,アマチュアオケだからこその論理なのかもしれません.

インスペクター

演奏面以外のことで、楽団全体を取り仕切る。オーケストラによって仕事内容は違ってくるが、オーケストラの楽員のスケジュール管理、ソリスト、指揮者の付き添い、スケジュール管理調整、エキストラの手配など。オーケストラの想定しうるすべての情報を管理伝達しなければならない。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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