P.S.アイラブユー

冬のイルミネーションを見に行こう第2弾(第1弾は表参道でした)というわけで,六本木に行ってきました.

本日はよくばりにも,乃木坂からミッドタウン経由で六本木ヒルズに抜けるコースで,2カ所を制覇し,TOHOシネマズのレイトショーでP.S.アイラブユーを見てきました.

土曜の比較的早い夕方に着いたこともあって,いろんな客層で街はごった返していました.いつもは,日曜の遅い時間に行ったりすることが多かったので,その雰囲気に慣れていた自分としては,今日の人の多さに若干辟易気味でした.

ミッドタウンの広場一面に敷き詰められた青いイルミネーションは今年も健在.周囲の樹木にデコレーションされたイルミネーションと共に,昨年より少しレベルアップして寒い夜を演出していました.

まだしばらくはやっているでしょうから,平日の夜にでも来れば,もう少し落ち着いて雰囲気を楽しめると思います.

さて,今日見た映画の話ですが,僕は結構気に入りました.まあ,感涙モードとまではいきませんでしたが,総じていい話だったと思います.

まだ若いにもかかわらず突然の病気で夫を失った未亡人が,死を予期していた生前の夫によって書かれた,次々に届けられる何通ものラブレターによって,次第に彼との別れを受け入れ,自立していくまでのストーリーです.

1.彼は良くできた人でした

ある意味,女性にとっての理想像をそのまま具体化したような完璧なキャラクターでした.ここまで完璧だと,男性の立場からはちょっと距離感を感じてしまうのが難点ですが,架空の世界に遊ぶのが映画鑑賞と思えば,女性にとってはウキウキ,ドキドキして楽しいのではないかと思います.

2.未亡人(ホリー)役の女優はかわいかった

この女優(Hilary Swank)は,僕の好みでした.とってもかわいくて,ずっと見とれてました...って話はおいといて...

映画の冒頭に出てきた生前の彼とのけんかのやりとりは,なかなかに共感するものがあったようななかったような...やはり,女性は感情に生きる生物なのだなぁということをしみじみと思ったという感じでしょうか.女性は,判断をする上で,しばしば論理よりも感情が優先されることが多いのかなぁという印象.

ちょっとしたことで突然不機嫌になり,その理由を何点か挙げて問いただしても,結局のところ,自分でも何が問題で怒っているのかよくわかっていない,みたいなところとか,彼女が自分の思うがままに彼を振り回し,彼的には論理的に正論を述べても受け入れてはもらえず,結局は彼が理不尽にも「自分が悪かったです」と,ありもしない自分の非を認めて喧嘩は収束みたいなところとか...

男性はいつ何時も心が広くなくてはいけないなぁと思いつつ.年齢と共に自然とこういうことが受け入れられるように心が変化していくような気もします.

3.ホリーの母は偉大でした

未亡人ではないにしろ,女手ひとつでずっとホリーを育て上げてきた母には,ホリーの気持ちを深く理解するだけの過去があり,映画の中では常に気丈な女性として描かれています.普段は多くを語らなくとも,ホリーが本当に誰かの助けを必要としている時に,そっと救いの手を差し伸べることのできる母は偉大でした.

ホリーの母親役を演じていた女優(Kathy Bates)は第一印象から何となく見覚えがあるなぁと思っていたのですが,やっぱりタイタニックに出ていたアメリカの大富豪婦人(ジャックにディナー用のタキシードを世話してくれた人)役を演じていた人と同一人物でした.タイタニックに出ていたときから,この人の役柄はとても人間味があって好きだったのですが,今回何年かぶりに再会したみたいで嬉しかったです.

4.アイルランドの文化を知ってみたくなった

彼がアイルランドの出身であるという設定になっており,舞台はアメリカ,NYとアイルランドのとある田舎という感じの設定でストーリーが展開してきます.映画の中では,アメリカ人から見たアイルランドの文化に対する印象を物語るシーンが何度も現れてきます.

映画の中に登場する女性達の視点から見たアイルランドの男性は,粗野な感じで,パブで酒飲んで歌ってばかりいるけど,話し好きでユーモアで面白く,アメリカ人とはひと味違って,セクシーで魅力的という印象で描写されています.

僕の中では,英語を話す国々という意味でアメリカもイギリスもアイルランドもスコットランドもひとくくりにしがちな感じなんですけど,これは欧米人が中国も台湾も韓国もモンゴルも日本も顔が似ていて違いがわからんと言っているのに近い感じなんでしょうね.

ニューヨークのビル群や,おしゃれなブティックなどと,アイルランドの荒涼とした平原,トラクターが行き来する道,酪農を営む人々が干し草を担い歩くシーンなどがそれぞれの舞台を代表する絵として対比して描画されていたのを見ると,それぞれの国に住む人々にとっては,お互いにとても異国情緒あふれる対象になっているんだろうなぁということを感じました.

今まであまり感心を持ってこなかったヨーロッパ北西部(イギリス,アイルランド,スコットランド)ですが,その複雑な歴史と文化を学んでみたくなりました.

年末からは,さらに色々な映画の公開が始まります.

僕が興味あるのは,ひとまずはウォーリーでしょうか.マンマ・ミーア!の劇場版も久々になかなか楽しそうですね.邦画では感染列島というのが,日本沈没みたいで面白そうです.かなり先では,オーストラリアという映画がかなりの大作で,ロマンティック・アドベンチャーらしいので期待してます.

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