NHKと民放

今日は、NHKスペシャルと、ETV特集を立て続けに見ていました。

この2つの番組は、スポンサー重視の民放にはおおよそ真似のできない内容を視聴者に提供してくれるので、気に入っています。

NHKスペシャルは、金融危機以降のロシアで、新興企業を救済する代わりに国家資本主義を推し進めるプーチン首相の政策に翻弄される企業家の姿を取り上げた番組でした。また、一方のETV特集は、多摩川河川敷に居住するホームレスの人たちと、一緒に生活をする猫や犬の日常を取り上げた番組でした。結局、どっちもドキュメンタリーなんですが。

今民放で流行りのニュース番組のように、ベテランタレントの押しつけがましい喋りとかがないのがいいです。それに民放なら、芸能人へのギャラとなるべきところのお金が、NHKでは番組制作に費やされているので、内容が充実していると思います。NHKでは、そもそもの番組制作費自体も節約している感じがして、コストパフォーマンスがいいと思いますし。

民放のスポンサーとなる企業は、番組内容の何を評価して資金を提供しているのかわかりませんが、宣伝になれば、視聴率が良ければ、内容は問わないのでしょうか。

50周年記念番組だかなんだか知りませんが、莫大な制作費をかけて芸能人にドッキリ企画をしかけたりするのは、お金が無駄です。世界の絶景100選とか番組を作るのはいいですが、数十秒の映像のために、わざわざ芸能人にその場所を旅行させる必要性がありません。世界ふれあい街歩きのような紀行番組で十分です。

あ、僕が単に芸能界が嫌いなだけかもしれません。庶民感覚とずれていて、金をやたらと食いつぶす人々に違和感を感じるからです。おくりびとのオスカー受賞の時の報道も、なんかテレビの中の人たちがやたらと興奮していて、見ている僕はなんとなく引いてしまいました。まあ、日本人的には映画館に殺到するのが世の中一般の流れみたいなので、静観している方が変人扱いされるのかもしれませんが。

朝から情報番組を見ていても、石川選手がらみでいきなり司会者が好きなゴルフの話題を20分ぐらい喋り続けたり、芸能人が電撃結婚したとかで、一部始終を密着取材をした芸能レポーターが15分ぐらい時間を費やしたり。。。

ほんと、日本のテレビ番組って世界が見えてこないです。それは本当にいつも不満。日本でもNHKワールド放映すればいいのに。

「文句があるなら、見なければいいでしょ。」

ごもっともです。ていうか、じっくりなんか見てません。朝の忙しいときに流しっぱなしにしているか、チャンネル切り替えながらチラ見して、嫌悪感抱いて消してるだけなんですが。。。

というわけで、最近NHKオンデマンドが若干気になり出していたりいます。

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