Summer Wars

サマーウォーズ [Blu-ray]
サマーウォーズ [Blu-ray]

明日から会社の一斉休暇が始まるため、今日が僕の留学前の最終出社日になりました。

で、水曜日だということもあり、新宿でサマーウォーズを見てきました。

細田監督の作品は時をかける少女を見たのが初めてだと思います。貞本義行のキャラクターデザインが好きなのも相まって、この時は、あまりにも切ないストーリーに感動してしまいました。ちょうど昨日は、地上波で放送されているのを偶然発見して2回目を見たのですが、ストーリーを分かっていながら、ウルウルして見ていました。

というわけで、今回のサマーウォーズは細田監督の2作品目です。いやー、今回もとても面白かったです。時代背景はとっても今風でデジタルな感じなのですが、人間描写はとってもアナログで懐かしい感じ、家族の絆がとても心に響くストーリーでした。

今回の留学の機会に際しては、いろんなところで「暫しのお別れ」のご挨拶をさせてもらっているのですが、不思議と毎回出てくるテーマが「人のつながり」になっていて、そんな気分で映画を見たものですから、「家族の絆」という人のつながりのひとつの形が、非常に印象的だったのです。

人がひとりで生きていくのはとても困難なことだし、沢山の人のつながりがあると、大きなことを成し遂げられる、そんなことは、言い尽くされた言葉のようにも思います。が、少なくとも僕は、人間として生きていく上で非常に本質的で、重要なことに違いないと思います。

僕は、今ぐらいの年齢になってやっと、自分が多くの人に支えられてここまでやってこられたということ、社会は人のつながりで回っているということを、実感として知ることができるようになりました。

僕は基本的に人見知りですし、人に気を遣うのが疲れる人間です。だから、人とのコミュニケーションがとても苦手です。そんなわけなので、自分から積極的に人の輪を広げるような生き方をしてきたとは思いません。しかし、いざ振り返ってみると、いつの間にか自分の周囲に沢山の人のつながりができていることを知り、驚かされます。さらに、留学に向けた準備に際しては、そのような人のつながりに、大いに助けられながら歩んできたことを実感します。

社会、組織、家族。。。人の輪が、いかに偉大なものであるかを感じずにはいられません。

(そんな今さら的な人間が、留学先でコミュニケーションをテーマに研究するっていうんですから、笑っちゃいますが。)

閉鎖的な環境での人の輪というのは、時に、窮屈で億劫な場合もあります。しかし、相手を尊重し、誠実に振る舞い、お互いの信頼が得られるようなつながりを築けた人にとっては、それは、どんなにすばらしい力になるだろうかと思います。

過去を振り返り、賛美するようになったら、もう自分の人生も後半戦だと実感してしまいます。結構残念な現実ですが、今は留学を前に、ふと後ろを振り返ってみたくなっている時期なのかもしれません。

環境を変えることは、たまには必要なことですね。今まで気づかなかった、大切なことに気づくことができますから。

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