引っ越し完了

今日,やっと借りる予定であった家に引っ越してきました.バス停から坂を上がったところにあって,あまり日当たりが良くないのですが,部屋の中はとてもきれいに使ってあって,窓も大きく,値段の割にはいい部屋でした.ちなみに,洗濯機は建物に2台あり,共同です.僕の隣の部屋が洗濯スペースになっています

居住スペースは12畳ぐらいの部屋がひと部屋と,それとは別に2畳ぐらいのキッチン,同じく2畳ぐらいのシャワー兼トイレが付いています.

おまけに,角部屋であったので,部屋より2倍ぐらい広いバルコニーへの入り口がついます.しかし,このスペースは一体,個人的に使ってもいいものかどうか悩ましいです.

バルコニーのスペースは同じ建物の下の部屋の屋根になっている部分なので,異様に広いのです.なんでこのスペースもフロアを作らなかったのかが不思議です.ここには,地下の核シェルターと思われる場所から排気口が伸びていますが,まずこれが稼働することも考えられないので,あとは何もないスペースです.

ちなみに,葉っぱが沢山落ちてくるので,時々掃除の人が立ち入りますよ,と言われました.

さて,スイスの賃貸物件への入居には,前の借り主と,次の借り主,そして不動産屋から依頼された管理人の3者が同時に立ち会って,鍵の引き渡しの儀式があります.

管理人が前の借り主の使用状況,掃除が行き届いているかをチェックします.そしてこの状態が記録され,僕の賃貸の初期状態とされるわけです.

前の借り主は,恐らく学生と思われる女性が2人いたので,ルームシェアをしていたのだろうと思います.引き渡しの時はここまで完璧に掃除をするのかと驚いてしまうほど,綺麗に掃除がされていました.

日本みたいに,敷金からクリーニング代を引いたりとかそういうことが無いため,みんな住んでいる人が責任を持って完璧に元の状態に戻すのでしょう.

自分でも床を水拭きしましたが,ほとんどぞうきんが汚れなかったので,今は玄関で靴を脱いで生活しています.

で,保証金の証明書のコピーの紙と最初の月の家賃の領収書のコピーを渡し,現状維持に関する書類にサインをして鍵が僕の手に渡りました.

それにしても,管理人さんはまったく英語を話さないらしく,僕は電子辞書を片手に言葉の意味を聞きながら,どうにか会話をするという状態になってしまいました.やっぱり,生活に必要な最低限の単語は覚えておかなくちゃ.もう少し若ければすらすら覚えられるんだけどな...

スイスが安心なのは,こんな状況でも,まず人をだまして何かをしようという状況にならないことです.管理人さんは熱心に説明をしてくれて助かりました.まあ,ローザンヌが全体的にのんびりしているというのもあるかもしれません.

今回借りた部屋は,事前情報通り,ひと通りの家具が付いています.料理道具や食器まであるので,ほとんど用意しなければいけないものはありませんでした.

それでも最低限必要なものはあり,ティッシュ,トイレットペーパー,食器洗剤,洗濯洗剤,ベッドのシーツ,掛け布団+カバーなんかをスーパーと家を2往復して買ってきました.坂の上にあるので家に帰るのは疲れるのですが,ダウンタウンまでバスで10分ほどなので,買い物には便利です.

やっとキッチンが使えるようになって少し安心しました.電気コンロ(とはいっても,日本の蚊取り線香みたいなやつじゃなくて,鉄板みたいなやつです.)の使い勝手を確かめるために,早速,日本から持ってきたインスタントラーメンを作って食べました.

2週間ぶりの日本の味は,本当に美味しかった.やっぱり僕は日本人だなぁと実感しました.

ちなみに,この日記はどこからか流れてきている,セキュリティなしの無線LANを使わせてもらって,インターネットして書いています.電波が弱くてスピードは遅いのですが,使えるだけで本当に救われます.

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