デジカメのその後

本日,ふと思い立って,8月29日に紛失したカメラを探すことにしました.スイス国鉄の遺失物の取り扱いがどうなっているのか知らなかったので,まあ,見つからないことを前提で,とりあえず報告だけはしておこうと思ったのです.

で,CFFのホームページを見ると,忘れ物コーナーがちゃんと設けてあって,色々と解説が載っています.すごいのは,窓口で届け出ると15CHFも取られるのに,インターネット経由で届け出ると無料だという点です.ちなみに,電話だと1分ごとに1.19CHFと書いてあります.

これならば,インターネットで届け出る以外ないでしょ.というわけで,やってみました.最初に,紛失した状況,紛失したものの特徴を記入して,次のページで連絡先を記入しておしまいです.

すごくいいなと思ったのは,列車の本数が少ないだけあって,時刻表を見れば全てのダイヤを走る列車が一意の番号で特定できるということです.今回も,29日の状況を思い出しつつ,乗った列車の出発時刻を手がかりに列車番号を割り出して記入しました.

全部報告が終わると,pdf形式の遺失証明書がメールで送られてきます.さらに,最後のページには,「あなたの無くしたものはこれではありませんかランキング」のリストが表示されます.

するとすると,日付,列車番号,メーカーまで一致するデジカメがトップに来ていました.それも僕が今回無くしたのはRICOHというマニアックなメーカーのカメラなので,他のものである可能性は低く,恐らくこれに違いありません.

というわけで,僕の手に戻ってくる確率はかなり高いと予想されます.スイス恐るべし.このクオリティの高さは日本以上です.きっと.

引き取りの際には,手数料が20CHFかかるのですが,僕は29日に購入した1ヶ月有効の半額パスがまだ残っているので,恐らく10CHF払えば良いはずです.この料金体系は面白いシステムですね.

なかなか良いカメラなので,完全に誰かに持って行かれちゃったと思っていたのですが,まさか見つかるとは.とりあえず行動を起こすことの大切さを知りました.そして,スイスにいる人々のモラルの高さに感動しました.

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