今日はフランス語の授業の1回目ありました.他の予定とバッティングしにくいように,朝一番の時間割にしたら,8:15なんていうとんでもなく早い時間帯になり,恐らく小学校以来の朝早い授業を受けました.まあ,これから12月まで毎週この時間なわけですが...
でも,朝日がのぼってくるのを眺めながら登校するというのも悪くありません.
授業の内容は,日本の大学でのフランス語の授業と比べると圧倒的に効率重視というか,いかに早く話せるようになるかに集中しているように感じました.
まったくのビギナーズコースは終わった人向けのクラス,ということもあるのですが,とにかく先生は時々難しい内容を英語で説明するぐらいで,ひたすらフランス語で授業を進めていきます.さらに,リーディング,ライティングよりもまずスピーキングという感じでした.動詞の活用とか,男性名詞,女性名詞に応じた変化とかは,実際に会話をした際に必要に応じて説明を加えるという感じです.
どっちがいいと言うつもりはありませんが,日本の授業はひとつのテーマに関して時間割ごとに体系的に全体をくまなく網羅することを重視しているのに対して,今回の授業は,フランス語が必要になるシチュエーションごとに,パーツを組み合わせていくという感じです.だから,ピンポイントには分かるのですが,それ以外のパターンに関しては,じぶんで調べて応用しましょうというスタンスです.
そして,受講生同士でグループを作り,ずっとロールプレイをしていました.ものすごいスピードで進んでいくので,正しいスペルを調べて書き留めるというような間もなく,とにかく音を聞いて発話,発音がおかしかったら先生が指摘してくれる,そんな感じでした.
で,1コマ90分+マルチメディアルームというところで,自習の時間割があるようです.
1クラスは15人ぐらいでしょうか.韓国人2人,日本人2人,中国人1人,イラン,トルコ,他よく分からないヨーロッパの国々諸々,というわけで,かなり多国籍なクラスです.
で,午前中はフランス語の授業をして,16時からは自己紹介を兼ねた研究紹介のプレゼンをしました.当初の予定では20分で終了するつもりが,色々途中で追加説明をしていたら50分ぐらいかかってしまい,研究室のオーディエンスには申し訳ないことをしてしまいました.
皆さんからは,研究の意義や目的に関して色々とスルドイ質問をされたり,教授からは今後の研究方針に関して色々と問いただされたりと,久々に緊張感にあふれる時間でした.
基礎的で学際的な研究をしている人達からすれば,企業での非常に目的志向の強い研究の進め方は,若干受け入れにくいのかもしれない,というのが質問内容を聞いての感想です.でもまあ,よりよく自分の研究の興味を知ってもらう機会が得られたことだけでも感謝.
大学の研究室に来たからには,自然現象を引き起こしている原理を解明するようなスタンスで研究を進めていこうと思います.
あーつかれた.