好き勝手にいわせて

今日は、普段思っていることを好き勝手に書きます。正しい知識に基づく考えである保証もないですし、自分に何が出来るというわけでもありません。生意気言っても責任は負わない、という意味で「好き勝手にいわせて。」

記念すべき第1回は、鳩山首相。(シリーズになる保証もありませんが。)

駄目だと思います。首相を続けては駄目だと思います。今、日本に求められているリーダーではありません。

野党だった頃の、威勢のいい代表質問をしていた鳩山さんは、いったいどこに行っちゃったんでしょうか。。。

なんというか、バランスをとることばかり考えていて自分の考えがないというか、優柔不断なんです。今のままじゃ、与党を守ることしか考えていない、権力に執着しているとしか見えません。

与党であることは、手段なんです。これを目的にしてはいけません。

なんと言っても、首相ともあるべき人が、どう見ても脱税行為に関わっているという時点でおしまいです。それをすぐに認めないのも潔くない。説明しない。。。歯切れが悪い。。。許せません。

普天間基地の移設問題。日米同盟と社民党との連立を天秤にかけて、結論を先送りにするという、伝統的な日本の政治みたいな逃げの手法を取るのも、許せない。本人に信じるべき理念がないから、沖縄県民、社民党、アメリカ、諸々の意見に翻弄されて、詰んでしまうんです。

中途半端な立場に立ってしまうが故に、全ての立場から総スカンを食らう、一番やってはいけない行動をとってしまいました。

理屈で結論が出せる問題なら、とっくに解決している問題なんです。結論を出すためには、何かを犠牲にしなければいけないんです。何かを犠牲にすることで誰かを傷つけること、そして何より傷つく自分を恐れているから、決断できないんです。

みんな、それぞれの立場で好き勝手言うのは当然の行為です。これらの意見を前にして考え込んでしまうのは、将来に対するビジョンがないからです。信じるものがないからです。

リーダーシップのかけらもありません。

【沖縄問題に関しては、僕の個人的な考え方としては、少なくとも60年前に(苦境に立たされたが故にとも言えますが)世界に戦争を仕掛けて負けた敗戦国であるという事実を認めざるを得ないと思います。いくら時間が経ったとはいえ、負けたという事実が消えるわけではありません。喧嘩に負けたら、普通は立場が弱くなるものです。北方領土のように占領され続けることなく着実に返還されつつあるという事実だけでも、評価されるべき事のようにも思えます。もちろん、沖縄だけに負担が偏っていることに対する補償が、国内的に十分になされるべきと思いますが。】

亀井郵政・金融担当相の単独行動が目立ちすぎます。ここで、首相がその判断・行為を支持しているのか、それとも違う考えを持っているのか、はっきり示せないのも駄目です。リーダーの考えが見えてこなければ、国民は不安になります。そもそも隙だらけだから、したたかな亀井さんや福島さんに好き勝手にやられちゃうんです。

コソコソと小沢さんの機嫌伺いをしているような姿も許せません。それじゃ、立場が逆でしょう。

こんな醜態をさらしていては、国のリーダーとは言えません。

もっと、ちゃんと手綱を引き締めて、コントロールしている姿を見せられないのなら、すぐにでも首相の座を降りるべきです。

アメリカとの同盟を蔑ろにしてもいいと思っているならば、その代わりに日本の国防をどうするのか、きちんと代替案を示すべきです。アメリカの軍事力に頼らずに、日本独自の軍事力を高めようとでも考えているのでしょうか。それならそれで僕は構わないと思うので、少なくともそういう考え方を明確に表明して欲しいと思います。

聞こえのよい単語ばかり並べ、理念ばかりが先行していて、現実的じゃないんです。

アメリカと距離を置く立場を取るという考えを持った首相の誕生、ということで、アメリカでセンセーショナルに取り上げられたのですから、その信念を貫き続けないと、はっきりいって、信頼を失います。「ビックリして損しちゃったよ」とでも思われたらおしまいです。外国から日本がなめられます。外国から信頼されないリーダーが国のトップにいることは、同じ日本人として、自分にとって、世界に対する恥でしかありません。

世襲で政治家をやるのは、いい加減やめた方が日本のためなんじゃないかと思います。小泉、安倍、福田、麻生、鳩山、なんで日本の政治はことごとく一部の家系にコントロールされなきゃいけないんでしょうか。

恵まれた家に育ち、気づいたら政治家になっていました、なんて人達は、常に清く正しい人間の考え方、上流階級の視線、性善説からでしか物事を考えられないと思います。外交においても、理念が先行したり、隙が多かったり、したたかさに欠けるのも、生まれ育った環境が影響しているんじゃないかと思います。こんな首相は、国益にかないません。

他人をけ落としながら這い上がってきたような、貪欲で、強い信念と決断する勇気の持ち主、リーダーとしての孤独に耐えられる孤高の人でなければ、今の日本を牽引していくことは出来ないのではないかと思います。

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