ジャパニメーション

研究室の中に、日本のアニメが好きなスイス人がいます。

どこの国でも、理系男子にはアニメが好きな人が多いのかなと思いつつ、僕もその人のおかげで色々と日本のアニメを見ることができています。

日本の地上波で放送されているシリーズものなどは、放送の1週間後にはフランス語の字幕付きでネットに上がっているようなので、著作権的にはかなり問題ありのように思いますが、それだけ海外でも人気があるということなのでしょう。

それにしても、これだけ色々と日本のアニメを見ていれば、日本の文化にも少しは興味を持ってくれているだろうと思います。

先日は彼の家で、おにぎりと味噌汁と豚の生姜焼きを一緒に作ったのですが、とても喜んでいました。その日は、材料を買うついでに日本食材店で茶碗とお椀と箸と箸置きなんかも購入して、日本の食文化を少し紹介したりもしました。

こっちで日本のアニメを見て、改めて気づいたことなのですが、アニメに登場する日本の風景は、ローザンヌとは全然違います。当たり前ですが。まず、建物が石造りでないし、小さい建物が沢山あって、形も全然違う。都市部の風景では、高層建築が遠くに見えるのも大きな違いでしょう。照明とか、収納とか、床とか、部屋の中の雰囲気も違うし、置物も全然違う。

一度も日本に来たことのない人にとっては、アニメに登場する日本の風景は新鮮だろうなぁと、そんな新鮮な感覚があることを、うらやましくも思います。

そんな彼に話をして、興味深く聞いてもらえるのがうれしくて、次はどんなことを紹介したらいいのかなぁといつも考えています。

一人でも多くの人に、日本のことを好きになってもらえればいいなと思います。

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