iPhone OSのアップデートリリースの度に、デフォルトのOSにアップデートしてしまったiPhoneからは、jailbreakできなくなる空白期間が生まれるのですが、今は再びjailbreak可能期間が訪れました。
今回の新しいツールは、カスタムOSを作るようなこともしていないようで、iPhoneをUSBケーブルで接続し、アプリケーションを実行するだけで、非常に高速にjailbreakが終了してしまいます。最新のOSからでも、何の苦もなく実行できてしまいます。
しかし、jailbreakしても、特に使いたいアプリケーションがあるわけではないので、自分にとってjailbreakそのものは別に重要ではありません。jailbreakって、何か、Apple縛りに対する反体制運動の一種みたいなものだと思います。その雰囲気に乗ってみただけです。
なお、Spritを使っても、SIMロック解除はできません。iPhone OSとベースバンドは互いに独立したシステムで動いているので、jailbreakができるからといって、必ずしもSIMロック解除ができるわけではないのです。iPhone OSから見れば、ベースバンドは外付けモデムみたいなものです。なので、新たなベースバンドのセキュリティホールが見つからない限り、最新のOSにアップデートしてしまった端末からのSIMロック解除はできません。(iPhone OSのアップデートとベースバンドのアップデートは多くの場合、同時に実行されます。)
iPhone OS 4.0がリリースされたら再びしばらくはjailbreakできなくなるでしょうから、興味のある人は、今のうちにやっておきましょう。簡単だし。でも、当たり前ですが自己責任で。