菅総理誕生?

結局、昨年からずっとボロボロだった鳩山政権(小沢傀儡)は崩壊し、反小沢を主流とする民主党の政治家による内閣が誕生しそうです。

それにしても鳩山首相、何もしていないときの言葉はなかなか聞こえがよいのだけれど、実際何かを決めなければいけなくなると、優柔不断だったり、言っていたことが非現実的すぎて、結局実現できなかったりと、非常に表面的な政治家なんだなと思いました。優しい性格の持ち主であるだけに、何となく可哀想な気もしますが、政治家に向いていない人なんだと思います。(だから、世襲で政治家やるのは止めた方がいいと思うわけですが。)

そして小沢幹事長。筋金入りの自民党仕込みの政治家でした。もう、時代は変わっているのに、伝統的な自民党的政治を民主党に持ち込んだのは間違いだったと思います。これが彼なりのポリシーだったのでしょうし、それ以外の方法は知らないのだと思いますが、選挙対策だけを考えた政治運営を行い、権力へ執着し、特定の団体の利益ばかり優先し、一般の有権者の利益を最優先に考えられない政治家は、もう現代には要りません。地方の有権者も、早くこのことに気づいて政治家を選んで欲しいと思います。

地方の有権者が特定の政治家に利益誘導を要請するのは、中央集権体制で国がまわっているからです。もっと地方の自治権を優先すれば、政治家をもう少し公平な目で選べるようになるのではないかと思うのですが。

重要な法案の賛否は、国民投票に委ね、政治家に依頼するのは止めた方がいいと思います。この間接的な政治が行われているせいで、日本の政治は、国民の意識の変化と、それが政治家によって政治判断に反映されるまで、相当な時間のギャップが生じていると思います。極端な話、総選挙の周期でしか判断を変えられないのですから、ほんと悠長な話だと思います。

そして、政治家を先生などとあがめる風潮はいい加減止めましょう。国防のことを全く知らない人、考えられない人でも総理になれてしまうのですから、政治家も普通の人間です。官僚の用意した原稿を国会の場で読み上げるだけの大臣なんですから、文章の音読が流暢にできれば、内閣にだって入ることができます。政治家も所詮官僚と同じ、有権者の意思に耳を傾け、法律に反映する執行役の存在に過ぎません。

そんな執行役が権力に目覚めるなんて、おかしな話です。今は、政治家が法律として認可する最終決定者になっているから、国民の意思より自分の意志が優先できるように感じ、権力を持っているように思うのかもしれませんが、国民投票制度を導入すれば、政治家が権力に目覚めるような勘違いは無くなるのではないかと思います。

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