Appleなかなかやってくれます

いま、iOS4にアップデートした世界中の多くのiPhoneユーザが大騒ぎしています。何故かというと、iOS4にアップデートしてから、3G/EDGEのデータ通信が使えなくなったという事例が多発しているからです。

Googleで、”iOS4 3G EDGE”とかのキーワードで検索すると、上位ランクにフォーラムのページなどがヒットします。

でも、よくよく見てみると、これに該当した人は、iPhone OS 3.1.3をSpiritでJBし、その状態からiOS4にアップデート、最後に3.1.3の時のバックアップデータを復元した人であることが共通点になっています。さらに詳しく見てみると、iOS4の工場出荷状態に復元した素のままだとデータ通信が使えるのに、引き続きバックアップデータを復元した後に使えなくなる、という状況になっています。

つまり、3.1.3でJBしていた人は、iOS4でバックアップを引き継げなくなっているのです。新規にデバイスを登録するということは、連絡先、写真、MMSのデータなど全部消さないと先に進めないのですから、たまったものではありません。

何が起きているかというと、バックアップを復元すると、キャリア依存のAPN(データ通信用のアクセスポイント)の情報が正しくデバイスに書き込まれないようです。

まあ、Appleの制裁とでもいうべきものでしょうか。最近のデバイスはクラウド化が激しく、ネットに接続していることが前提です。その代償として、ネット経由でひもづけられ、どこかに常に管理され続けるという運命にあります。iPhone、iPadなどはその際たるもののように思います。Apple教に入信するのが嫌いな人は、このひもづけ状態に嫌気がさすのではないでしょうか。

でも、色々試しているうちに、いつの間にかiOS4+バックアップでも使えるようになっていました。

不思議です。

もしかしたら、本当に単純なバグかもしれません。だとしたら、通常のユーザも巻き添えを食らうはずで、早くアップデートをリリースしないと、かなり被害は甚大なはずです。

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