4カ国語使えますか

スイスは、公用語が4種類あることで有名ですが、4カ国語も選ばれているのに、なぜ英語が含まれていないんだ!と言いたくなります。

前にも書きましたが、スーパーに売っている商品を見ても、ドイツ語、フランス語、イタリア語止まりで、英語を見かけることはありません。ホームページとかもしかり。せっかく、これだけの労力を払って翻訳するなら、英語も付け加えてくれればいいのにと思います。

まあ、英語が含まれていない理由は簡単で、単にスイスは英語を使う国に接していなかったため、英語を使う人が初めから住んでいなかったからです。そもそも、別に国際化とかを目指して4カ国語も公用語にしているわけではなく、単純に国の中に初めから4つの違う言語を話す人が住んでいたから、公用語が4カ国語あるだけです。

しかし、言語の壁に対する意識は、日本とそのほかの国を比べた時より低いと思います。自然体でドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、ぐらいを使い分ける人がざらにいます。面白いですね。

研究室の中を見回しても、彼女はドイツ人だというスコットランド人、彼女はポルトガル人だというオーストラリア人、彼女はベルギー生まれだけど、フランスで過ごしていたから、普段はフランス語で会話しているよというイタリア人。なんか、すごくグチャグチャです。

日本はつくづく単一民族国家なんだということを思い知らされます。

日本で生活する分には、英語の必要性がないことが、日本人が英語を苦手とする最大の問題なのですが、英語教育を小学校から必修にしても、別に全然問題ないだろうなぁという気がしてきます。但し、実施しようとしても、そもそも先生が圧倒的に足りないのが問題でしょうけれど。

でも、日本人も何気に第2外国語もちゃんと使えれば、トリリンガルではあるんですよね。

ちなみに、この日記と直接関係ないですが、松本大さんのインタビュー、面白かったのでご紹介します。

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