W杯

なんか、残酷ですね。勝てば国民の英雄、負ければ監督、選手が糾弾され、フランスでは政治家まで登場して改革を叫ぶ始末。昨日大敗したアルゼンチンのマラドーナ監督やメッシも気の毒です。

八百長でもない限り、どのチームも望んで負けようとなんか思っている筈はありません。それなのに、W杯出場を果たしたチームの苦労をねぎらうこともなく、罵倒するというのは一体どういう思考回路のなのだろうかと、人間の理性を疑いたくなります。(理性ではなく、感情なのでしょうが。)

世界的に、そんなにみんなストレスが溜まっているのでしょうか。世界経済が苦境に立たされているのを反映しているのかもしれませんが、みんな、たかがゲームなのにメンツにこだわりすぎだと思います。実際に戦争をするよりはスポーツで発散する方がよっぽどマシですが、もう少し別な生産的方法でエネルギーが発散できればいいのにと思います。

手のひらを返したように評価を変えるスポーツ解説者、そしてそれに扇動される世論の軽さ。独りよがりは非常に恥ずかしいことですが、一方で、時間が無く忙しいからといって、他人の見解に頼りすぎ、自分の頭で深く考えない習慣も怖いものだと思います。

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