スイス留学も、残り3週間を切ってしまいました。研究の方は、何とか論文の道筋を立てて教授と打ち合わせをし、帰国の途につくつもりですが、名残惜しいものです。
思えば昨年の今頃、ローザンヌの駅に降り立ったのでした。今から思えばとても近距離なのに、わざわざ駅前からタクシーを使ってホテルに向かったのを思い出します。
タクシーがメルセデスで、運転手さんは車内でオペラをかけていたので、なんとスイスはハイソなんでしょうと思ったものですが、これは結構例外的な出来事だったような気がします。
1年を振り返ると、9月後半から急に日照時間が短くなり、朝は真っ暗、冬時間に突入して、年末は凍るような寒さ、という感じで、東京との気候差でかなり印象的な時間を過ごしました。クリスマスシーズンの街の雰囲気も好きだったし、雄大な自然の中での冬山遊びもひと味違って、とても感動しました。
一方、この1年の後半は研究に追われ、あっという間に時間が過ぎ去ったのもあるかもしれませんが、夏の時間はあまり記憶に残りませんでした。あえて言うなら、滞在年がW杯の年と重なったのはラッキーだったかなと思います。ヨーロッパ人のサッカーにかける情熱を肌で感じることができました。
自分自身は少し変化したでしょうか。1年ではそうそう変化するものではないと思いますが、少し白髪が増えた気がします。人間はあまり変化していないと思います。英語も別に上達したようには感じません。フランス語は少しは分かるようになりましたが、ビギナーが感じる進歩程度です。
仮に、もう1年いてもいいよと言われたらどうするか。。。今はとりあえず日本で生活したい気分です。忙しいのは分かっているけど、やっぱり日本の方が生活しやすいですから。
留学と駐在勤務では条件が違いますが、最後の一ヶ月は私もしみじみとしてしまいました。
無事のご帰国を。
いよいよカウントダウンという感じになってきました。あと2週間で帰国です!