アマチュア無線

会社の公式な1週間もの休みを有意義に過ごす方法はないものかと思案していたのですが、この休みの最終日に、晴海の無線協会本部で、当日受付でアマチュア無線の試験を開催するということだったので、休みの時間の多くは試験勉強に充てていました。で、本日は試験があり、3級に合格しました。(国際学会発表があり、来週の火曜日からフランクフルトに行くので、そのための準備とかもあったのですが、同時並行で無理矢理スケジュールをこなしてました。)

ちなみに、この上の1級と2級は当日受付の試験はやっておらず、年3回の試験に2ヶ月前申し込まなければいけないので、急な思いつきでは受験できませんでした。というわけで、受けるとすれば3級か4級しかなかったのですが、そもそもアマチュア無線の試験を受けたことのない入門者が受けるなら、普通は4級から順番に受けるものです。僕自身、はじめは4級を受けるつもりでした。しかし、勉強していくうちに、モールス信号の問題以外はほとんど3級と4級で違いがないということがわかってきたので、試験の3日ぐらい前から3級向けの勉強モードに切り替えました。

3級の試験の場合、昔はモールス信号を音で聞いて答える試験があったそうですが、今は紙に書かれた点と横棒の羅列を見て、アルファベットがわかればいいだけの試験になっています。これが、急な思いつきで3級を受けることにした大きなきっかけになりました。

なんで、アマチュア無線の試験を受けようと思ったのか、という質問が出るのではないかと思いますが、説明するとすれば、第1に自分の「趣味」に合っていたこと、試験勉強をして合否を確認するというプロセスそのものに達成感があるから、1週間で準備して合格できそうだった、という理由に尽きると思います。

昔から電波を受信するのは好きでしたが、特に送信したいとはあまり思ったことがなく、今後、どれほどこの取得した資格を有効活用することになるかは未知数です。でも、終身免許だし、受験するなら年をとりすぎない方がいいかなと思って受験したというのもあります。

ちなみに、統計によると、アマチュア無線の資格を持っている人のうち、90%が4級で、3級は6%ぐらいです。1級になると0.8%だそうで、これを見ると、せっかくならいけるところまでいって、1級も受けてみるかな、という気になります。

試験勉強としては、定番の過去問集を1冊これと決めて、すべての問題と解答を覚えてしまうまで何度も解く、という非常にシンプルなものでした。そもそも、まとまった時間と根気さえあれば、1週間で十分合格する試験なのです。

無線従事者免許は会場で合格発表があったすぐ後に申請しましたが、局免許の申請に関しては、これからゆっくりと考えたいと思います。

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