自分のアタマで考えること

私は,自分のアタマで考えることが苦手です.

自分の知識で考える前に,安易に検索して答えを探してどうにかその場を切り抜けてしまう,常に自転車操業で駆け抜ける,そんな悪い癖が,身についてしまったように思います.

・我慢ができない.
・腰を落ち着けて考えられない.
・長期的な目標を描けていない.
・嫌なことから逃げて解決しようとする.

こういう言葉で代表されるような行動ばかりしているような気がします.

こういう行動を取っていると,一瞬は優位な状態になるかもしれないけれど,長期的には明らかに劣勢になるということは,今までの人生経験で何度も味わってきました.

だから,多少苦しくても,劣勢に立たされても,我慢して同じ問題を見つめることが必要だとアタマでは知っています.

石の上にも三年とはこういうことだと思います.

ところが,石の上にも三年とはいうものの,不器用にも我慢して同じ問題を見つめてばかりいると,全く別のアプローチから解決策を見いだされ,足をすくわれて,それまでの努力がまったく無駄になってしまう,ということもあり得るのです.

だから難しい.

変わり身が早いと,物事が深く考えられなくて浅い答えしか得られないけれど,あまり頑固に一つのことにこだわりすぎると,時代遅れになっちゃう.

本当に難しい.

スピーディーに,首尾良く,センス良く,長期的に有利な目標を立てて,選択しなければいけない.

それも,誰かの知識を吸収するだけではダメで,自分のアタマで考えたオリジナルなコトでないと,2番煎じになって,後追いになって,結局優位にはなれないのです.

もちろん,2番煎じでも勝てる人はいて,それは自分のアタマと感覚で感じ取ったエッセンスをうまく入れ込むことができたからです.

でも大概,2番煎じは勝つことができない.

自分の感覚に素直じゃないからなのか,技術がないからなのか,センスがないからのか,理由は色々あると思いますが...

こんなに難しい世の中にしたのは一体誰なんだろう.

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